私の父は公務員で、自分が小さい時に
父の仕事場に行った事がありました。
その時に父がしていた仕事は、
当時まだパソコンなど無く、
書類と格闘する、バリバリのデスクワーカーでした。
その父の仕事をしている姿を見た、
当時5歳未満の私が思ったこと。それは、
『こういう仕事、僕、無理だな』 でした。
幼いながらに、
細かい数字の計算、書類にミスがなかったかのチェックをするような、
体を動かすような 動きの無い仕事に自分は向いて無いと思ったのです。
普通じゃない 仕事がしたい。
※じゃないと自分には無理。
と思った瞬間でした。
時は過ぎまして、中学一年の頃の私には
毎日の日課がありました。
髪をツンツン立たせるために、毎日
ドライヤーでセットしていたのです。
当時の私のあだ名は
『ハリネズミ』
でした。
毎日その頭にする為に、寝癖を直しつつ、
お湯でかみをぬらして、
ドライヤーで形を作る、
時にはジェル等も使用する。
学校に遅刻してもそれは行なっておりました。
ただ一つ問題がありまして、その髪型に出来るのは、 当時通っていた ¥1000の床屋に行くまでの間だけだったのです。
床屋から帰ってきた後の私の頭は、芸術的な刈上げ、、、 いや、 角刈りだったのです。
※余談ですが、私の高校の時のあだ名はガイルでした。
理由は似ていたからです。髪型と骨格が。
床屋に行った後の私はしばらく登校拒否くらいの精神状態でした。
それからまもなくして、家の近くに美容院ができました。
高校生になった私は、母にすすめられて
その美容室に行き、
私が美容師になろうと思う事になる
美容師との出会いがありました。
『髪を切ったばかりでもカッコいい』
昔、床屋に行ってた時にはありえない事でした。
床屋に行っていた時の私は
無意識に髪を引っ張っていました。
結果、伸びることはありませんでした。
『美容師さんてステキ』
これが私が美容師を目指すきっかけになった出来事でした。